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L−1ビザの概要

L-1 ビザはL−1AととL−1Bの2種類があります。L−1Aは、上級管理職、L−1Bは、専門職のビザです。次がそれらのビザの概要です。

L−1A

L−1A ビザは、日本にある会社から米国内にある子会社や支店、又は関連会社に上級管理職以上の職務に就かせるために従業員を派遣するためのビザです。日本の会社と米国の会社とは、親子関係または関連会社である必要があります。親子関係、関連会社とは、過半数以上の株式や実際の支配権を有していることが必要となります。
また、米国に派遣される従業員は、派遣される前の3年間に継続して1年間を日本の親会社、子会社或いは関連会社で勤務している必要があります。派遣される従業員の職務は、社長や副社長、部長などのように上級管理職以上の職務が要求されます。よって、派遣される従業員はその上級管理職の職務をこなすことができることを学歴と経験によって証明することが必要になります。

L−1B

L−1Bビザは、日本にある会社から米国内にある子会社や支店、又は関連会社に専門職の職務に就かせるために従業員を派遣するためのビザです。日本の会社と米国の会社とは、親子関係または関連会社である必要があります。親子関係、関連会社とは、過半数以上の株式や実際の支配権を有していることが必要となります。 
また、米国に派遣される従業員は、派遣される前の3年間に継続して1年間を日本の親会社、子会社或いは関連会社で勤務している必要があります。派遣される従業員の職務は、高度な専門性が要求されます。またその専門性は、一般的な知識や経験によって取得できる専門性では足りず、その派遣される会社独自の専門性が要求されています。よって、例えば経理の職務や営業の職務のように一般的なレベルでの専門職はL−1Bの専門職には該当しないことになります。一般的に言って、文型の職務より、エンジニアなどの理系の職務のほうがよりL−1Bには該当します。

 
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